2008年 10月 25日
秋の北海道を走る・1 <死にかけライダー> |
10/7
暇つぶしに受けた大型二輪教習のはずが入校初日にフライングでバイクを納車、
さらには教習終了のめどもたたないままに有給を取るという無謀さで計画されたのが
今回の北海道ツーリングです。
なんとかギリギリで免許の交付を受け、
仕事上りにそのまま新しく納車したZZR-1200で八戸へ向けて出発。
22時の出発ですがバイクは1時間かそれ以上早く到着して
乗船手続きを受けなければいかんのです。
なのに八戸市街の道はぐちゃぐちゃ曲がってて案内も不親切、よくわからん・・・。
乗船口はもう車が列を作っていて、手続き済ませるとすぐ乗るよう誘導された。
バイクの乗船は一番最初なので。まさか俺待ちだったのか・・・。
10/8
久し振りに八戸-苫小牧の9時間ほど
フェリーに乗ったけどやっぱり揺れる。快適とは言えないなー。
でも、朝に北海道が見えた時はやっぱりテンションあがるわw
苫小牧で下船してすぐのGSとコンビニで燃料と食糧補給。
駐車場でパスタ貪り食ってたら大型トラックから運ちゃんがつかつか歩いてきて
俺の膝をポンと1回たたくと、「さみーべ?あったかいもんでものんでけ」って
缶入りのコーンポタージュを置くと颯爽とまたトラックに歩いて行った。かっけえw
いきなりこんな施し受けるなんて・・・やっぱり北海道来てよかったー。
苫小牧から白老・室蘭方面に伸びるまっすぐな国道36号線。
並行して室蘭本線が走り、南側には海、北側には樽前山がそびえている。
路肩にバイクを停めて見入っていたら寝台特急カシオペアが走って行った。
撮り鉄じゃないけどシャッターチャンスだったのになー。
白老市街から大滝方面への道へ抜ける。
紅葉らしい紅葉が見られたのは何気にこの辺だったりする。
途中三階滝に立ち寄ってエゾシカバーガーとコーヒーで一服。
紅葉と三階滝はなかなかいい画になる。
R453、276、230と来て真狩村の道道66号を走る。
留寿都・喜茂別あたりから羊蹄山が見え始め、
真狩村で道路の先がまっすぐ羊蹄山に伸びている様を見た時には
思わずバイクを停めて見入ってしまった。
ついでに歌う細川たかし像のある
公園に立ち寄って1曲熱唱してもらった。
なんか茶色い毛玉みたいなのが
川の下に入って行ったけどなんだっだ・・・。
この先雨が降る日がある予報が
出ていたのに雨具を家に置いてきた。
ニセコを通りがかった時偶然,
ショッピングモールを発見して購入。
6000円www雨具ってこんなに高かったっけか!?勿体ないけど濡れるよりマシ。
R5の倶知安峠を越えて余市方面へ。途中小沢駅に立ち寄る。
通りがかりにチラッと見えた木造の跨線橋があまりにシブかったので
わざわざUターンしてまでつい立ち寄ってしまったw
木造の跨線橋といい長いホームといいSLでも走ればものすごくサマになる。
こういうのもある意味で北海道遺産、なんだと思うよ。
あー、しかし駅ノート用のノート持ってこなかったのは悔やまれるw
余市市街に出た。ニッカウイスキーの工場は北海道遺産に認定されている。
中に入りたかったけれど時間が押している。
といっても綿密に予定を組んでいたわけじゃないんだけれど・・・w
後日奥尻島に渡ろうと思っていて、そのフェリーの本数も限られるから
できるだけ後の予定に余裕を作っておきたいっていう。
キャンプ用具もなしに宿とか決めずに走るの初めてだしなんか気ばかり焦る。
この時点で午後1時。積丹半島一周したいけど時間大丈夫なのか?っていうw
とりあえず余市で北星余市高校を記念見学(通っただけw)してみた。
昼間なのに近所の下宿と思われる家の軒先にド金髪の女の子が座っておったのは
わりとドラマそのまんまな感じがしますね。
それだけ見ていよいよ積丹ツーリングへ出発。
積丹半島の国道229号線、
余市町と古平町の境にある豊浜トンネルは
10数年前に崩落、観光バス等が巻き込まれ
20名ほどの死者を出した痛ましい場所。
ひいばーちゃんの家で掘りごたつに入りながら
崩落個所の発破・救助作業中継を
テレビで見ていたのを鮮明に覚えています。
今は古平町側の旧トンネル入口が
防災祈念公園として整備されています。
公園内のアスファルトには未だに旧道の
中央分離帯の白線が残ってましたね。
積丹半島は奇岩が林立している景観は見事ですが
奈何せん道幅が狭くなかなかバイクを停めてゆっくり眺めることができません。
加えてトンネルが多くすぐに見えなくなってしまうのもあります。
やっとバイクを停められたのは先端の積丹岬についてからのこと。
積丹岬でまず腹ごしらえ。今が旬なイクラ丼を注文。うめーw 1700円出しますとも。
駐車場から小さいトンネルを抜けていくと景観スポット。
シャコタンブルー、とも言われる見事に青い海と岩場。これは見る価値あり。
つか、写真で見ると水平線丸くなってるよwwwすげぇww
横の山道をぜーぜー言いながら登って灯台にも行ってみたけどそれはいらなかったかw
続いて積丹岬から少し行ったところにある神威岬。
また岬かよ、と思いつつ行ったんですけどそれに加えて岬先端部への遊歩道が
工事中につき立ち入り禁止ってなんぞww これは残念。
午後3時をまわり、あとは南下するのみ。
赤みを帯びてきた日の光と青い海を横目にまたトンネル街道をひた走る。
トンネル・・・またトンネル・・・何十本トンネルを通ったかわからない。
北海道の車はとばすと聞くけれどカーブ・トンネルの連続するここでは
地元も車も結構ゆっくりめで走ってる。
追い越したい、でもカーブ、次はトンネル。対向車がたまにやってくる。
トンネルに入る。暗くなる。トンネルを抜けて明るくなって、また入って暗くなって。
チカチカと長期的に光の点滅を見せられているような。
刺激がないと人間眠くなりますよね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
目を開けた時バイクは路肩の白線を大きく左に踏み越えて縁石に接触していた。
目が覚めたのはけたたましいブレーキ音と熱い摩擦のせいだけじゃないはず。
後続車は3~4m手前で停車してくれていた。
少し離れたところまで滑って行って倒れているバイク(270kg+α)をとりあえず
腕の力だけで強引に引き起こして後続車に頭を下げ、路肩に寄せた。
後続車はそのまま行ってしまった。
まぁこんだけの危険運転する奴にかける言葉なんてないだろうし。
とりあえず後続の車が全て通過していくのを確認して、
その場に散らばったツーリングバックの破片、バーエンドなんかを回収する。
とりあえず少し待ってエンジンをかけるとエンジンはかかってくれた。
ハンドルやフロントフォークも特に曲がってはいないみたいだ。
ボロボロに剥がれた左側面のカウルを見てひとしきり落ち込んだ後
バイクでトンネルを脱出して、その出口に停車し、また落ち込む。
とりあえず保険屋やバイク屋に電話して対応を考えてみる。
日が暮れていく。もうとりあえず宿を決めて、
あとのことはそこで考えてみることにした。
革ライダースの肘には穴があいているし、ツーリングバックの固定部分もとれていたけど
体には特に異常がないようだ。
あの時右に逸れていっていたら、対向車との正面衝突もありえただけに
正直この程度で済んだのなら幸運と思わなければならない。
買ったばかりのZZR-1200を身代わりにさせてしまったけどorz
ツーリングマップルと携帯を駆使して調べた国民宿舎に宿泊。
強引に重いバイクを引き起こしたせいか、腕の筋が延びてしまったらしく、
クラッチを握る手が全然力が入らなくなってしまってたけどなんとか移動した。
飛び込みなので夕食は出せないようだったので、コンビニにでかけてから戻り、
ようやく休息にこぎつけた。もう無理できない歳なのかね・・・。
暇つぶしに受けた大型二輪教習のはずが入校初日にフライングでバイクを納車、
さらには教習終了のめどもたたないままに有給を取るという無謀さで計画されたのが
今回の北海道ツーリングです。
なんとかギリギリで免許の交付を受け、
仕事上りにそのまま新しく納車したZZR-1200で八戸へ向けて出発。
22時の出発ですがバイクは1時間かそれ以上早く到着して
乗船手続きを受けなければいかんのです。
なのに八戸市街の道はぐちゃぐちゃ曲がってて案内も不親切、よくわからん・・・。
乗船口はもう車が列を作っていて、手続き済ませるとすぐ乗るよう誘導された。
バイクの乗船は一番最初なので。まさか俺待ちだったのか・・・。
10/8
久し振りに八戸-苫小牧の9時間ほど
フェリーに乗ったけどやっぱり揺れる。快適とは言えないなー。
でも、朝に北海道が見えた時はやっぱりテンションあがるわw
苫小牧で下船してすぐのGSとコンビニで燃料と食糧補給。
駐車場でパスタ貪り食ってたら大型トラックから運ちゃんがつかつか歩いてきて
俺の膝をポンと1回たたくと、「さみーべ?あったかいもんでものんでけ」って
缶入りのコーンポタージュを置くと颯爽とまたトラックに歩いて行った。かっけえw
いきなりこんな施し受けるなんて・・・やっぱり北海道来てよかったー。
苫小牧から白老・室蘭方面に伸びるまっすぐな国道36号線。
並行して室蘭本線が走り、南側には海、北側には樽前山がそびえている。
路肩にバイクを停めて見入っていたら寝台特急カシオペアが走って行った。
撮り鉄じゃないけどシャッターチャンスだったのになー。
白老市街から大滝方面への道へ抜ける。
紅葉らしい紅葉が見られたのは何気にこの辺だったりする。
途中三階滝に立ち寄ってエゾシカバーガーとコーヒーで一服。
紅葉と三階滝はなかなかいい画になる。
R453、276、230と来て真狩村の道道66号を走る。
留寿都・喜茂別あたりから羊蹄山が見え始め、
真狩村で道路の先がまっすぐ羊蹄山に伸びている様を見た時には
思わずバイクを停めて見入ってしまった。
ついでに歌う細川たかし像のある
公園に立ち寄って1曲熱唱してもらった。
なんか茶色い毛玉みたいなのが
川の下に入って行ったけどなんだっだ・・・。
この先雨が降る日がある予報が
出ていたのに雨具を家に置いてきた。
ニセコを通りがかった時偶然,
ショッピングモールを発見して購入。
6000円www雨具ってこんなに高かったっけか!?勿体ないけど濡れるよりマシ。
R5の倶知安峠を越えて余市方面へ。途中小沢駅に立ち寄る。
通りがかりにチラッと見えた木造の跨線橋があまりにシブかったので
わざわざUターンしてまでつい立ち寄ってしまったw
木造の跨線橋といい長いホームといいSLでも走ればものすごくサマになる。
こういうのもある意味で北海道遺産、なんだと思うよ。
あー、しかし駅ノート用のノート持ってこなかったのは悔やまれるw
余市市街に出た。ニッカウイスキーの工場は北海道遺産に認定されている。
中に入りたかったけれど時間が押している。
といっても綿密に予定を組んでいたわけじゃないんだけれど・・・w
後日奥尻島に渡ろうと思っていて、そのフェリーの本数も限られるから
できるだけ後の予定に余裕を作っておきたいっていう。
キャンプ用具もなしに宿とか決めずに走るの初めてだしなんか気ばかり焦る。
この時点で午後1時。積丹半島一周したいけど時間大丈夫なのか?っていうw
とりあえず余市で北星余市高校を記念見学(通っただけw)してみた。
昼間なのに近所の下宿と思われる家の軒先にド金髪の女の子が座っておったのは
わりとドラマそのまんまな感じがしますね。
それだけ見ていよいよ積丹ツーリングへ出発。
積丹半島の国道229号線、
余市町と古平町の境にある豊浜トンネルは
10数年前に崩落、観光バス等が巻き込まれ
20名ほどの死者を出した痛ましい場所。
ひいばーちゃんの家で掘りごたつに入りながら
崩落個所の発破・救助作業中継を
テレビで見ていたのを鮮明に覚えています。
今は古平町側の旧トンネル入口が
防災祈念公園として整備されています。
公園内のアスファルトには未だに旧道の
中央分離帯の白線が残ってましたね。
積丹半島は奇岩が林立している景観は見事ですが
奈何せん道幅が狭くなかなかバイクを停めてゆっくり眺めることができません。
加えてトンネルが多くすぐに見えなくなってしまうのもあります。
やっとバイクを停められたのは先端の積丹岬についてからのこと。
積丹岬でまず腹ごしらえ。今が旬なイクラ丼を注文。うめーw 1700円出しますとも。
駐車場から小さいトンネルを抜けていくと景観スポット。
シャコタンブルー、とも言われる見事に青い海と岩場。これは見る価値あり。
つか、写真で見ると水平線丸くなってるよwwwすげぇww
横の山道をぜーぜー言いながら登って灯台にも行ってみたけどそれはいらなかったかw
続いて積丹岬から少し行ったところにある神威岬。
また岬かよ、と思いつつ行ったんですけどそれに加えて岬先端部への遊歩道が
工事中につき立ち入り禁止ってなんぞww これは残念。
午後3時をまわり、あとは南下するのみ。
赤みを帯びてきた日の光と青い海を横目にまたトンネル街道をひた走る。
トンネル・・・またトンネル・・・何十本トンネルを通ったかわからない。
北海道の車はとばすと聞くけれどカーブ・トンネルの連続するここでは
地元も車も結構ゆっくりめで走ってる。
追い越したい、でもカーブ、次はトンネル。対向車がたまにやってくる。
トンネルに入る。暗くなる。トンネルを抜けて明るくなって、また入って暗くなって。
チカチカと長期的に光の点滅を見せられているような。
刺激がないと人間眠くなりますよね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
目を開けた時バイクは路肩の白線を大きく左に踏み越えて縁石に接触していた。
目が覚めたのはけたたましいブレーキ音と熱い摩擦のせいだけじゃないはず。
後続車は3~4m手前で停車してくれていた。
少し離れたところまで滑って行って倒れているバイク(270kg+α)をとりあえず
腕の力だけで強引に引き起こして後続車に頭を下げ、路肩に寄せた。
後続車はそのまま行ってしまった。
まぁこんだけの危険運転する奴にかける言葉なんてないだろうし。
とりあえず後続の車が全て通過していくのを確認して、
その場に散らばったツーリングバックの破片、バーエンドなんかを回収する。
とりあえず少し待ってエンジンをかけるとエンジンはかかってくれた。
ハンドルやフロントフォークも特に曲がってはいないみたいだ。
ボロボロに剥がれた左側面のカウルを見てひとしきり落ち込んだ後
バイクでトンネルを脱出して、その出口に停車し、また落ち込む。
とりあえず保険屋やバイク屋に電話して対応を考えてみる。
日が暮れていく。もうとりあえず宿を決めて、
あとのことはそこで考えてみることにした。
革ライダースの肘には穴があいているし、ツーリングバックの固定部分もとれていたけど
体には特に異常がないようだ。
あの時右に逸れていっていたら、対向車との正面衝突もありえただけに
正直この程度で済んだのなら幸運と思わなければならない。
買ったばかりのZZR-1200を身代わりにさせてしまったけどorz
ツーリングマップルと携帯を駆使して調べた国民宿舎に宿泊。
強引に重いバイクを引き起こしたせいか、腕の筋が延びてしまったらしく、
クラッチを握る手が全然力が入らなくなってしまってたけどなんとか移動した。
飛び込みなので夕食は出せないようだったので、コンビニにでかけてから戻り、
ようやく休息にこぎつけた。もう無理できない歳なのかね・・・。
by lovegetchu
| 2008-10-25 02:46