2007年 03月 12日
中国地方乗り鉄② (2) <芸備・木次線> |
新見駅のホームには入線前から多くの人が列車を待っていた。
芸備線のこの区間を走る列車は1日6本、
そのうち備後落合まで走る列車は半分のたった3本しかないから
列車の乗車率はなかなか良い。
だがそれでも単行で事足りてしまうあたり相当廃れている事には違いない。
道中ものすごく木造駅舎を発見した。
芸備線の野馳駅。
本州にも古い駅舎があるんですね。
東北にはないのでうらやましい限り。
そういえば姫新線でも
なかなか古い駅舎が目に付いた。
美作千代・久世駅がそうだった。
他にも美作土居・美作江見・勝間田・
東津山あたりは瓦屋根で味がある駅だった。
新見から芸備線は山の中を走っているが、東城を出ると一層深い山の中を走る。
川が流れている淵を単行のディーゼルカーがゆっくり速度を落として走る。
備後落合駅に到着。予想していた以上の廃れっぷり。
というよりここには元々何もなかったのではなかろうかと思ってしまう。
ただ駅舎や引き込み線、設備なんかを見るとここが交通の要衝だったには違いない。
駅前の細い道には備後落合~備後西城間の代行バスがやって来た。
ちょうど自分の行った時間は芸備線・木次線の列車と
代行バスが到着する時間だったらしくそれなりの人が駅を出入りしていた。
いつか人が去って閑散としたこの大きな駅のホームでしばしぼーっとしてみたい。
木次線の列車に乗り込む。
この区間も列車は1日3本のみ。
車内の乗客7人はどう見ても全員がヲタ。
時刻表を出したりカメラをぶら下げていたり。
地元の住民らしい乗客は0だった。
まもなく三井野原駅に差し掛かる。
この駅はJR西で一番標高が高いらしい。
スキー場が2つほど隣接している。
三井野原~出雲坂根間では並行する国道の「おろちループ」が見える。
三井野原駅がJR西日本で最も標高が大きいことは
車内のアナウンスで流れて知ったことなのだが、
今度はそのおろちループの説明アナウンスが流れる。
そしておろちループを過ぎれば木次線のハイライトである3段スイッチバック。
昨年春の18きっぷポスターにもなった出雲坂根駅だ。
これに関しても車掌がしっかりとアナウンスを流してくれたw
写真は引き込み線に入ったところ。
トンネルを抜けた右手が出雲坂根駅、左が三井野原駅方面への線路だ。
1回スイッチバックをしたところで
2つ目の引き込み線が出雲坂根の駅。
列車はここに数分停車してくれた。
下車は諦めていたのでこれは思わぬ収穫。
この駅には是非立ち寄りたかった。
というのもこの駅には写真のように
「延命水」という湧水がわいている。
乗り鉄をしている間節約していた水を
一気に飲み干してペットボトルに汲んだ。
ここでの停車時間といい、先のアナウンスといい、
どれだけヲタにやさしい路線なんでしょうか木次線はw
出雲横田駅で1時間待ち。
注連縄のついた社っぽい駅舎。
出雲横田は町らしい町で、
ここからは列車の本数も増える。
(まぁ並みのローカル線ぐらいに)
ここはみどりの窓口こそないが有人駅で、
窓口が開いていたので
ここで下車印を押してもらった。
出雲横田の隣駅が亀嵩駅。
亀嵩は松本清張「砂の器」の舞台になった場所。
ここを訪問するにあたって上下巻を文庫本で読んできたのだが
「蒲田」「秋田」などあまりに自分にゆかりのある場所が出てきて噴いたw
これは読んでおいて正解だった。
駅舎は外見も内装も古くてとても味がある。小さく細長い窓口がまたレトロ。
駅舎の中には蕎麦屋があり、奥出雲蕎麦が味わえることはわりと有名なようだ。
駅業務はここの蕎麦屋に委託されていて、主人が駅長を兼ねているらしい。
店内には「砂の器」がドラマ化された際のものと思われる
渡辺謙はじめ著名俳優らのサインが飾られていた。
蕎麦は蕎麦湯に浸かっていて、これにダシをかけて食べる。
蕎麦に定食をプラスすることもでき、山の幸がとても美味だった。
これで850円とまぁ納得のお値段。
18時すぎの列車で宍道駅へ向かう。
途中で早々と日が暮れてしまったのであとは車内で寝て過ごす。
山陰線に入ってからはキハ47。
そういえば姫新線で上月より後の区間はすべてキハ120に乗っていた。
今はほとんどトイレついてるのね・・・。
木次線では「トイレがない車両の場合は車掌に申し出の上、
駅のトイレをご利用ください」というアナウンスもあった。
つまりは待っていてくれるのだろうか。さすがはローカル線、融通が利くわ。
でも地元の人間が乗っていない、というのは・・・。
芸備線のこの区間を走る列車は1日6本、
そのうち備後落合まで走る列車は半分のたった3本しかないから
列車の乗車率はなかなか良い。
だがそれでも単行で事足りてしまうあたり相当廃れている事には違いない。
道中ものすごく木造駅舎を発見した。
芸備線の野馳駅。
本州にも古い駅舎があるんですね。
東北にはないのでうらやましい限り。
そういえば姫新線でも
なかなか古い駅舎が目に付いた。
美作千代・久世駅がそうだった。
他にも美作土居・美作江見・勝間田・
東津山あたりは瓦屋根で味がある駅だった。
新見から芸備線は山の中を走っているが、東城を出ると一層深い山の中を走る。
川が流れている淵を単行のディーゼルカーがゆっくり速度を落として走る。
備後落合駅に到着。予想していた以上の廃れっぷり。
というよりここには元々何もなかったのではなかろうかと思ってしまう。
ただ駅舎や引き込み線、設備なんかを見るとここが交通の要衝だったには違いない。
駅前の細い道には備後落合~備後西城間の代行バスがやって来た。
ちょうど自分の行った時間は芸備線・木次線の列車と
代行バスが到着する時間だったらしくそれなりの人が駅を出入りしていた。
いつか人が去って閑散としたこの大きな駅のホームでしばしぼーっとしてみたい。
木次線の列車に乗り込む。
この区間も列車は1日3本のみ。
車内の乗客7人はどう見ても全員がヲタ。
時刻表を出したりカメラをぶら下げていたり。
地元の住民らしい乗客は0だった。
まもなく三井野原駅に差し掛かる。
この駅はJR西で一番標高が高いらしい。
スキー場が2つほど隣接している。
三井野原~出雲坂根間では並行する国道の「おろちループ」が見える。
三井野原駅がJR西日本で最も標高が大きいことは
車内のアナウンスで流れて知ったことなのだが、
今度はそのおろちループの説明アナウンスが流れる。
そしておろちループを過ぎれば木次線のハイライトである3段スイッチバック。
昨年春の18きっぷポスターにもなった出雲坂根駅だ。
これに関しても車掌がしっかりとアナウンスを流してくれたw
写真は引き込み線に入ったところ。
トンネルを抜けた右手が出雲坂根駅、左が三井野原駅方面への線路だ。
1回スイッチバックをしたところで
2つ目の引き込み線が出雲坂根の駅。
列車はここに数分停車してくれた。
下車は諦めていたのでこれは思わぬ収穫。
この駅には是非立ち寄りたかった。
というのもこの駅には写真のように
「延命水」という湧水がわいている。
乗り鉄をしている間節約していた水を
一気に飲み干してペットボトルに汲んだ。
ここでの停車時間といい、先のアナウンスといい、
どれだけヲタにやさしい路線なんでしょうか木次線はw
出雲横田駅で1時間待ち。
注連縄のついた社っぽい駅舎。
出雲横田は町らしい町で、
ここからは列車の本数も増える。
(まぁ並みのローカル線ぐらいに)
ここはみどりの窓口こそないが有人駅で、
窓口が開いていたので
ここで下車印を押してもらった。
出雲横田の隣駅が亀嵩駅。
亀嵩は松本清張「砂の器」の舞台になった場所。
ここを訪問するにあたって上下巻を文庫本で読んできたのだが
「蒲田」「秋田」などあまりに自分にゆかりのある場所が出てきて噴いたw
これは読んでおいて正解だった。
駅舎は外見も内装も古くてとても味がある。小さく細長い窓口がまたレトロ。
駅舎の中には蕎麦屋があり、奥出雲蕎麦が味わえることはわりと有名なようだ。
駅業務はここの蕎麦屋に委託されていて、主人が駅長を兼ねているらしい。
店内には「砂の器」がドラマ化された際のものと思われる
渡辺謙はじめ著名俳優らのサインが飾られていた。
蕎麦は蕎麦湯に浸かっていて、これにダシをかけて食べる。
蕎麦に定食をプラスすることもでき、山の幸がとても美味だった。
これで850円とまぁ納得のお値段。
18時すぎの列車で宍道駅へ向かう。
途中で早々と日が暮れてしまったのであとは車内で寝て過ごす。
山陰線に入ってからはキハ47。
そういえば姫新線で上月より後の区間はすべてキハ120に乗っていた。
今はほとんどトイレついてるのね・・・。
木次線では「トイレがない車両の場合は車掌に申し出の上、
駅のトイレをご利用ください」というアナウンスもあった。
つまりは待っていてくれるのだろうか。さすがはローカル線、融通が利くわ。
でも地元の人間が乗っていない、というのは・・・。
by lovegetchu
| 2007-03-12 20:49
| 07’春 本州準縦横断