2006年 10月 11日
いい脱線 <飯田線> |
10/11
東京---/23:43―(ムーンライトながら391M)→
豊橋4:22/6:00―(飯田線501M天竜峡行)→
中井侍8:25/8:37―(1422M豊橋行)→小和田8:43/11:06―(511M)→
天竜峡11:56/12:36―(544M豊橋行)→田本12:51/13:31―(519M)→
飯田14:35/14:39―(245M)→岡谷17:01/17:05―(中央本線444M)→
大月19:47/19:52―(2040M)→八王子20:48/20:56―(横浜線2012K)→
東神奈川21:51/21:53―(京浜東北線2140B大宮行)→蒲田22:08/---
東京駅から半年ぶりぐらいにムーンライトながらに乗り込んだ。
この日中日ドラゴンズが東京ドームで優勝を決めたために
ユニフォームを来たドラファンがちらほら目に付く以外は
車内は空いていて、この時期の平日の喫煙車は終始2席を占領することができた。
眠れなかったけど。
豊橋で降りて、暇なので駅前をうろついた。
西口は廃れていてなにもすることがないが、
東口も東口で整備されてはいるものの多少浮浪者が目に付いて困った。
しばらくすると豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅に明かりが点ったので眺めて豊橋駅に戻る。
飯田線のホームは
名鉄線のホームと隣接していて、
隣には中部国際空港行の特急がきてた。
空港行の列車ということで、ホームには
単身赴任の夫を見送る妻子が。
毎日どこかで繰り広げられてるだろう
駅のちょっとしたドラマ。
そんなものを尻目に
殺伐と飯田線の車両に乗り込んだ。
住宅街を走る列車の中で日の出を眺めながらうとうとしていると
やがて景色は田園風景へ、そして気付けば深い山の中に入っていた。
鳳来峡の透き通った流れがところどころ顔を出す、
本長篠前後の風景は圧巻としか言いようが無い。
あれだけ澄んだ川の流れを見たのはもしかしたら初めてかもしれないが、
シャッターチャンスを悉く逃してしまった。無念。
中井侍で下車する。
降りる時、車掌さんには「ここでいいんですか?」と聞かれたが。流石秘境駅。
真ん前に天竜川の深いパノラマが広がる。
12分間しか時間がなかったのが残念なところであった。
続いて小和田駅に向かった。
小和田駅には2時間半の滞在時間があったが
正直それでは足りなかった部分がある。
見所も多くあったのでとりあえずこの部分は割愛して別に報告する。
小和田駅ではとにかく山道を歩くことに多くの時間を費やし、
ながらで寝れなかったこともあり疲労も結構溜まっていた。
天竜峡行きの電車で金野に向かうところをあえなく寝過ごす。
気付けば同じく秘境駅にして隣駅の千代に停車したところであったので
ここで降りてもよかったのだろうが、起きたばかりでは
そのような機転も利かせることができなかった。
列車は終点の天竜峡駅に到着、仕方が無いので駅前の食堂で昼食を食べた。
昼食を食べ終わり、また今来た道を引き返して田本へ向かう。
先ほど千代で目を覚ました時から外は雨が降り続いていた。
雨が降っていてはろくに散策もできないが、
運良く田本駅の待合室にに傘が2本ほど置いてあった。
しかしどちらも中に落ち葉が入っていたり、埃をかぶっていたりと
汚れている感じがしたのでとりあえずバサバサと振ってみると
中から巨大なクモがボトッと落ちてきた。 注意しておいてよかった。
とりあえずその傘を差して、
ホーム端にある唯一の道を歩き出す。
線路のトンネル脇の階段を上っていくのだが
その上の山道が凄まじい。
かろうじて舗装されているが、
その幅は狭く、表面は苔むしている。
さらに倒木が行く手を遮る箇所も
複数あり、雨の降るこの状況では
かなり気を使って歩くハメになった。
だが何より一番閉口したのはやはり
かなりの傾斜が長い距離続くことに他ならない。
10分以上、そのキツい山道を登り続けて、
ようやく一般道からの入り口に到達する。
「←田本駅」と書かれた看板はあまりにも目立たない。
有名な秘境駅サイトで「地元の人ですら田本駅を利用したことのない人もいる」
と書かれていたことからそのキツさはある程度想像してはいたが、
聞くと体験するのとでは大違いである。想像以上にキツい道程だった。
駅入り口から少し出て周りを見渡すが、
山には靄がかかっていて
標高が高いことが容易に窺える。
3枚上の写真にも少々映っているが
途中の山道にすら靄がかかっていた。
入り口周辺には焼肉屋があるらしい。
駅の壁に貼られた
手作りのマップに書かれていた。
が、列車の時間も迫っていたので
そそくさと引き返した。
山道を降りていく途中、
まだ入り口を少し入ったところで
サワガニに遭遇した。
サワガニとか生きてきて初めて見た。
天竜川は駅舎のさらに下、
何百mも下を流れているというのに。
途中1箇所水が流れ出ている場所は
確かにあったのだが。。。
この後もう1匹見た。
流石に小和田駅で歩いた後の田本駅は足にきたので、
残りの区間はゆっくり寝れることができた。
いつのまにか飯田線は終点の岡谷に着いており、
中央東線もあっという間に大月まで来る事ができた。
飯田線はさすがに見所の多い区間で大変満足できました。オススメです。
東京---/23:43―(ムーンライトながら391M)→
豊橋4:22/6:00―(飯田線501M天竜峡行)→
中井侍8:25/8:37―(1422M豊橋行)→小和田8:43/11:06―(511M)→
天竜峡11:56/12:36―(544M豊橋行)→田本12:51/13:31―(519M)→
飯田14:35/14:39―(245M)→岡谷17:01/17:05―(中央本線444M)→
大月19:47/19:52―(2040M)→八王子20:48/20:56―(横浜線2012K)→
東神奈川21:51/21:53―(京浜東北線2140B大宮行)→蒲田22:08/---
東京駅から半年ぶりぐらいにムーンライトながらに乗り込んだ。
この日中日ドラゴンズが東京ドームで優勝を決めたために
ユニフォームを来たドラファンがちらほら目に付く以外は
車内は空いていて、この時期の平日の喫煙車は終始2席を占領することができた。
眠れなかったけど。
豊橋で降りて、暇なので駅前をうろついた。
西口は廃れていてなにもすることがないが、
東口も東口で整備されてはいるものの多少浮浪者が目に付いて困った。
しばらくすると豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅に明かりが点ったので眺めて豊橋駅に戻る。
飯田線のホームは
名鉄線のホームと隣接していて、
隣には中部国際空港行の特急がきてた。
空港行の列車ということで、ホームには
単身赴任の夫を見送る妻子が。
毎日どこかで繰り広げられてるだろう
駅のちょっとしたドラマ。
そんなものを尻目に
殺伐と飯田線の車両に乗り込んだ。
住宅街を走る列車の中で日の出を眺めながらうとうとしていると
やがて景色は田園風景へ、そして気付けば深い山の中に入っていた。
鳳来峡の透き通った流れがところどころ顔を出す、
本長篠前後の風景は圧巻としか言いようが無い。
あれだけ澄んだ川の流れを見たのはもしかしたら初めてかもしれないが、
シャッターチャンスを悉く逃してしまった。無念。
中井侍で下車する。
降りる時、車掌さんには「ここでいいんですか?」と聞かれたが。流石秘境駅。
真ん前に天竜川の深いパノラマが広がる。
12分間しか時間がなかったのが残念なところであった。
続いて小和田駅に向かった。
小和田駅には2時間半の滞在時間があったが
正直それでは足りなかった部分がある。
見所も多くあったのでとりあえずこの部分は割愛して別に報告する。
小和田駅ではとにかく山道を歩くことに多くの時間を費やし、
ながらで寝れなかったこともあり疲労も結構溜まっていた。
天竜峡行きの電車で金野に向かうところをあえなく寝過ごす。
気付けば同じく秘境駅にして隣駅の千代に停車したところであったので
ここで降りてもよかったのだろうが、起きたばかりでは
そのような機転も利かせることができなかった。
列車は終点の天竜峡駅に到着、仕方が無いので駅前の食堂で昼食を食べた。
昼食を食べ終わり、また今来た道を引き返して田本へ向かう。
先ほど千代で目を覚ました時から外は雨が降り続いていた。
雨が降っていてはろくに散策もできないが、
運良く田本駅の待合室にに傘が2本ほど置いてあった。
しかしどちらも中に落ち葉が入っていたり、埃をかぶっていたりと
汚れている感じがしたのでとりあえずバサバサと振ってみると
中から巨大なクモがボトッと落ちてきた。 注意しておいてよかった。
とりあえずその傘を差して、
ホーム端にある唯一の道を歩き出す。
線路のトンネル脇の階段を上っていくのだが
その上の山道が凄まじい。
かろうじて舗装されているが、
その幅は狭く、表面は苔むしている。
さらに倒木が行く手を遮る箇所も
複数あり、雨の降るこの状況では
かなり気を使って歩くハメになった。
だが何より一番閉口したのはやはり
かなりの傾斜が長い距離続くことに他ならない。
10分以上、そのキツい山道を登り続けて、
ようやく一般道からの入り口に到達する。
「←田本駅」と書かれた看板はあまりにも目立たない。
有名な秘境駅サイトで「地元の人ですら田本駅を利用したことのない人もいる」
と書かれていたことからそのキツさはある程度想像してはいたが、
聞くと体験するのとでは大違いである。想像以上にキツい道程だった。
駅入り口から少し出て周りを見渡すが、
山には靄がかかっていて
標高が高いことが容易に窺える。
3枚上の写真にも少々映っているが
途中の山道にすら靄がかかっていた。
入り口周辺には焼肉屋があるらしい。
駅の壁に貼られた
手作りのマップに書かれていた。
が、列車の時間も迫っていたので
そそくさと引き返した。
山道を降りていく途中、
まだ入り口を少し入ったところで
サワガニに遭遇した。
サワガニとか生きてきて初めて見た。
天竜川は駅舎のさらに下、
何百mも下を流れているというのに。
途中1箇所水が流れ出ている場所は
確かにあったのだが。。。
この後もう1匹見た。
流石に小和田駅で歩いた後の田本駅は足にきたので、
残りの区間はゆっくり寝れることができた。
いつのまにか飯田線は終点の岡谷に着いており、
中央東線もあっという間に大月まで来る事ができた。
飯田線はさすがに見所の多い区間で大変満足できました。オススメです。
by lovegetchu
| 2006-10-11 23:56
| day trip